夏歌
例年以上に暑い日が続いている毎日。
世間では夏休みという人も多いのではないでしょうか。
夏休みと言えば、テレビではスペシャル番組が増え
長尺の音楽番組なんかも各局で放送してます。
ゆずの『夏色』やサザンオールスターズの『波乗りジョニー』などなど
夏を連想させる名曲はたくさんありますが、
私の中では、夏になると思い出す思い出の曲があります。
ポルノグラフィティの『社員 on the beach』です。
2005年にリリースされたアルバムに入っている曲でシングルではないので、
ポルノファンでなければご存じない方も多い曲かと思います。
まず、ポルノが好きになった経緯ですが、
小学校5年生から姉の影響でポルノが好きです(最近は姉も私もあまり聴いていないですが…)
当時はKAT-TUNがデビューしたばかりの頃で、
私の周りの女の子たちはほとんどジャニーズが好きでした。
そんな中、私は「そんな人もいるんだぁ」くらいに全くジャニーズに興味を示さず
姉から教えてもらったポルノに夢中で
周りの子たちよりも大人びた音楽を知っている優越感を感じていました。
(ジャニーズを悪く言っているのではないです💦)
ライブに行ったことは無いのですがまだ彼らの音楽は大好きです。
高校生の時、電車通学の際にウォークマンで音楽を聴いていたのですが、
夏休み前の最後の登校日 終業式が終わり、
最寄り駅から自宅まで徒歩で帰宅する道を『社員 on the beach』を聴いていました。
「山積みの仕事が片付いたら どこでもいいから南の島へ きっと行こう」
という夏休みの始まりを感じさせる出だしの歌詞を聴きながら
高揚感でルンルン🎶で帰り道を歩いていたのを覚えています。
しかし、最近この曲で気が付いたことがあります。
この曲の歌詞のストーリーは、
会社員が仕事中に夏休みの計画を考え妄想を膨らませているというものなのですが
実は、2番の歌詞
「終わりそうになり仕事を前に 遠ざかってく 南の島が」
中略
「思いだけが地球を一回りして 仕事に戻るぜ」
なんです。
そう。
会社員、南の島行けてない。
こんな悲しい曲を私は「夏休みの始まりだ!!!」という気持ちで聴いていたんです笑
高校の時から聴いていたのに、なんで気が付かなかったんだろう。。。
学生にとっては天国な夏休みですが
主婦や社会人(とくにサービス業)にとっては地獄ですよね(;´・ω・)
歌詞の中の会社員の真実に気が付くのにかなり時間がかかりましたが
今でも当時を思い出す私の大好きな夏歌です。
もう1曲思い出の夏歌があります。
スキマスイッチの『センチメンタルホームタウン』です。
2011年に発売されたアルバム『musium』に収録されています
この曲自体は夏の曲ではないとおもうのですが、
タイトル通り故郷への道中のような歌詞です。
大学在学中、関西で一人暮らしをしていたのですが
夏休みが始まり、テストが終わるとその日にすぐ実家へ帰省していました笑
大学1年の夏、午前中でテストが終わると
家に帰って荷物をまとめておいたスーツケースを転がして京都駅へ向かい、
学割で新幹線のチケットをとって、
乗車時間まで地元の友達へのお土産を見たり、
新幹線で食べるお弁当を買ったり、
1学期間お疲れ様、自分!と称して贅沢にゴディバでショコリキサーを買って飲んだり。
新幹線に乗車するとウォークマンを取り出し
車窓の流れる景色を眺めながらこの曲を聴いていました。
いまでもこの情景と自分の感じていた帰省のわくわく感をはっきりと覚えています。
夏だけでなく、帰省の際にはこの曲をよく聴いていましたが
大学1年生の夏の帰省は特に記憶に残っています。
2曲とも誰かとの思い出の曲ではないですが
聴いていた当時を思い出す、自分だけの大切な夏歌です。
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