The Founder

ミキサーの営業販売をしているレイは売れ行きが思うように行かず悩んでいた。

しかし、ある日、ドライブインから8台の注文が入り、

怪しく思ったレイは直接話をしに店へと向かった。

その店というのはディックとマックという二人の兄弟が経営する

「マクドナルド」というハンバーガーの店だった。

注文してみようと思い長蛇の列に並ぶも、

商品受け取りまではあっという間で、

驚くレイにディックが話しかけ店内のシステムを見せてくれた。

その回転率の良さに感動したレイは二人にフランチャイズ化を持ちかける。

品質を保ちたいという二人を何とか説得し

レイは様々な手でフランチャイズ化の成功を収めていくが、

その営業形態はだんだんとディックとマック兄弟の手を離れていっていた―――


ネタバレを含むので読む方は注意してください!



何とも複雑な気持ちにさせられる映画。

「スマイル0円」や孤児院への寄付など世界や社会に貢献している

あのマクドナルドはこんな背景のもとに成り立っていたと思うと…

品質を保ちたいというマクドナルド兄弟と

儲け主義のレイ。

マクドナルド兄弟が頑としてフランチャイズ化を拒否していたら

二人は満足のいく経営ができたかもしれないけど、

レイがいなかったら私たちは安くておいしいマクドナルドを食べられていない…

レイにはありがたいけど、彼のやり方というのはかなりひどいものでした。

ずるいやり方ですべてを奪っていったレイに対して、

マクドナルドを立ち上げたにもかかわらず、

最終的には何も残らず法的にも何も得られなかった兄弟…。

運命というのは残酷なものです。


これからも間違いなくマクドナルドは利用し続けますが、

歴史を知ってしまった今、複雑な思いで食べることになります。笑

マクドナルドの歴史が学べる本作。

後味は悪いですが、経営や営業の勉強にもなるかも。

気になった方は是非ご覧ください!

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