Pinocchio

ディズニーの不朽の名作「ピノキオ」を実写化した本作。

あらすじは言わずもがな…といった感じですね。笑

私の大好きな「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でお馴染みロバート・ゼメキスが監督を務め、

ハリウッドのいい人代表トム・ハンクスがゼペットじいさんを演じました。


結論…

めっちゃ良かった。

なんでこれほどの良作を劇場公開しなかったディズニー!!怒

ちょこちょこ残念な点はありますが、総じて良かったです。

特にラスト!

アニメ版をご覧の方はご存知のラストですが、

すっきりきれいに感動的なラストでした。


残念だったポイントは以下↓↓

・ブルーフェアリーがスキンヘッドの黒人女性

・ピノキオとゼペットじいさんが時計やオルゴールの音に合わせて躍るシーンの音楽

・ロバを運ぶ謎の黒い煙(?)のモンスター

・中途半端なオリキャラ


ブルーフェアリーはいろいろSNSでも言われていますが、

アニメ版のブルーフェアリーは道を誤ったピノキオに対してもとても優しくて

すっっっっっっごく美しい白人女性なんですよね。

実写でブルーフェアリーを演じた女優さんももちろんきれいな方ではあるんですが、

スキンヘッドなのはちょっとびっくり。

フェアリーらしさはあんまり感じられなかったな…というのが正直なところ。

多様性が叫ばれる現代で、有色人種をキャスティングしないことへの批判を恐れたりもしたのかな。

世界のディズニーですし、人種は関係ないことを強調したかったのかも。

ピノキオは登場するキャラクターに人間が少ないんですよね。

ゼペットじいさん、ブルーフェアリー、ストロンボリ、ランピー、コーチマン

と5名のみ。

この中で有色人種をキャスティングするとしたら、ストロンボリ、ランピー、コーチマンは

悪役になってしまい、有色人種のイメージが悪くなってしまいます。

よって良い役でキャスティングするならゼペットかブルーフェアリーの2択。

ゼペットは有色人種にするにはオリジナル性が大きく変わってしまうため、

ブルーフェアリーを黒人女優にしたのではないかと思います。

あくまで私の推測ですが…。

近現代のディズニーには様々な国が舞台になりメインキャラクターの人種も様々ですが、

昔のディズニーの長編アニメに出てくるキャラクターはほとんどが白人。

先日D23も行われ、どんどん実写化の発表がありましたが、

有色人種をキャスティングするにしても実写版「リトルマーメイド」みたいに

無理やり(?)キャスティングするしかないような感じになってしまいますね。。。

批判とかではなく、時代的にも変わってきてるし、

オリジナルを完全に実写化というのはなかなかできなくなってきているのかもしれませんね。

ピノキオはオリジナルにほぼ忠実な実写化だったので

ブルーフェアリーもそのまま実写化してほしかったところではあります。


良かった点は以下↓↓

・トムハンクスのゼペット

・ジミニ―が気持ち悪くなかった 笑

・ピノキオの可愛さといい子さ

・時計

・ピノキオの芸名 笑

・ラストシーン


トム・ハンクスがゼペットじいさんとのことで、予告編を見たときから

「本物じゃん!!!!!!!!」と大興奮しました。

もうそのまま。

忠実で素敵でした。

実写化なので、虫であるジミニ―はどうなる…と不安でしたが、

思った以上に気持ち悪くなく自然な実写でした。

飛ぶときにいちいち「リリリリ…」と音が鳴るのが超かわいい!!

ピノキオもまた不気味にならずアニメ版のそのままの姿でかわいい!

かなりナチュラルに実写に溶け込んでいました。

アニメ版ではタバコ吸ったり、お酒を飲んだり、

ジョンやストロンボリにそそのかされてどんどん不良になっていくピノキオで、

傘もささずにピノキオを探しに出て死にかけるゼペットがかわいそうなあまり

「ピノキオ、この野郎…」と思ってしまいますが、

実写のピノキオはアニメ版と比べていい子。

そこらへんは安心して見れました。

タバコのシーンとかもうディズニーは描かないんですよね。確か。


序盤に出てくるゼペットの作った時計のシーン。

これはディズニー好きにはたまらないシーンだと思います。

売ってくれ、全部…。買うから…。


面白かったのはピノキオの芸名を考えるジョン。

どこかで聞いた声…と思っていたら、キーガン・マイケル・キーが声優を務めていました。

なるほど…。

彼のアドリブなのか、映画好きにはくすっとくるシーンでした。

何も知らない人や、子どもには多分わからないのがもったいないですが、

分かる人には分かるというのもいいですね。

本人が見たらどう思うんだ。笑

ここは字幕と吹き替えで違ってくるらしく、私は字幕で見たので吹き替えも気になります。


さて、ラストシーンですが、これは実際に見てほしい…!

アニメ版のピノキオを見てない人はストーリーを知っていても、

実写がどのくらいアニメに忠実かを見るためにも、アニメを見てから実写を見てほしいです。

ピノキオはかなりアニメに忠実なので、これがどうやってあのラストに…

と思っていましたが、変に忠実にしすぎて見せすぎるよりずっときれいな終わりだったと

私は思いました。

見終わった後、「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあん!!!!!!」と大興奮。

夫は若干引いてました。笑

小さい頃からVHSでピノキオを何度も見てきたので、

そういう世代(?)やディズニーファンには嬉しい作品になっています。

ソフト化するのかな…

現時点でトップガン見てない人が言うのもアレですが、

今年公開された作品で私が見た中では一番でした。


ロバート・ゼメキスがディズニーを実写化、ミュージカルっぽさもある、

意外!と思っていましたが、

よく考えたら「ポーラー・エクスプレス」とかも監督してましたよね。笑

ゼメキス映画には欠かせない、アラン・シルヴェストリも音楽で加わっており、

そんな二人がディズニーとタッグを組むなんて、私の大好きなチームなので、もう最高of最高です!


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