NERVE


冒険しない性格の普通な女子高生ビーは

親友シドニーに誘われて「NERVE」という大人気オンラインゲームを始める。

ゲームは初めにWatcher(視聴者)かPlayer(挑戦者)を選択してスタートする。

PlayerはWatcherからの指令に従いゲームをクリアすることによって賞金を得て、

次の指令に挑戦していくというもの。

軽い気持ちでPlayerとしてNERVEを始めたビーは

一番最初の指令で「知らない人と5秒間キス」をし、100ドルの賞金を手にした。

そのキスの相手イアンもまたNERVEの大人気Playerであり、

視聴者からの声で二人はペアを組んで次々と課題をクリアしていく。

しかし、次第に課題は度を越した危険で過激なものになっていき、

ビーはNERVEを辞退しようとするが―――


『おとなの事情』に続いてスマホをテーマに扱った作品。


主演はエマ・ロバーツ。

演技はいいのですが、地味な女子高生を演じるにはちょっとイメージが違うかな…

でもこういうキャピキャピしたキャラは似合います。

イアン役のデイブ・フランコとの相性もばっちりに思いました。


NERVEに憑りつかれすっかり中毒となってしまい、

1位になるために視聴者数稼ぎをするシドニー、


NERVEに振り回されるビーを心配する機械オタクな親友のトミー

などなど、いかにも今時のティーンという感じのキャラクターたちも

リアルさがあって良かったと思います。


SNS中毒な人が多い今の時代背景をうまく作品に取り込んだ現代ならではの映画です。

Youtubeでもだんだん過激な動画が上がるようになってきて

視聴者が求めるものも高くなってきているようなところが

この作品でも描かれていました。


ちょっとよく分からなかったのはNERVEのルール。

自分で挑戦している様子を撮って配信しなければならない時と

人に撮ってもらっている時があり、

どっちなんだろう…と思ってしまったので、

ルールがあるならはっきりと統一してほしかったです。


ラストへの向かい方はちょっと微妙かな…と思いましたが、

主人公は若い世代だけどけっこう風刺的な感じがして、

10代20代の人には見てもらいたい作品ですね。

特にYoutubeやってる人とか…

反面教師になるんじゃないでしょうか。

思いのほか社会性の強い映画でした!


本編よりも凝ったエンドロールがとてもスタイリッシュで

見ていて楽しかったかな…笑


trailer↓↓

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