Moonlight
母親と貧しい暮らしをしている黒人少年のシャロン。
ある日いじめられて廃墟に逃げ隠れてきたところをフアンという男に助けられる。
何があったのか、家はどこなのか、何も言おうとしないシャロンだったが、
そんな彼をフアンは恋人テレサと住む家に招き一晩泊めてやり、
その日からシャロンは少しずつフアンとテレサに心を通わせていった。
高校生になったシャロンは相変わらずいじめられていた。
フアンは亡くなってしまったが、シャロンの心の支えはテレサと幼馴染のケヴィンだった。
密かにケヴィンに思いを寄せていたシャロンだが誰にもそのことを言えずにいた。
いつものようにいじめのターゲットとして暴行されそうになったシャロンだったが
そこである事件が起こり、二人の関係は大きく変わっていく―――
2017年のアカデミー賞作品賞を受賞した『ムーンライト』
ただ作品賞を受賞したということだけでなく、
その発表の瞬間も大きく話題となりましたね笑
観る前までは「ゲイの黒人青年を描いた感動のヒューマンドラマ作品」だと思っていましたが、
実際見てみると、オスカーを受賞するには珍しく地味な作品だと感じました。
出演している俳優さんもあまりメジャーではないような気がします。
「黒人」と「ゲイ」を扱った作品であるため
近年「差別的だ」と言われているアカデミー賞が
このことを見直すきっかけになったような作品なのでしょうか。
何かが起こりそうで起こらない、
本当にリアルな日常に近いテンポでストーリーが進むので
洋画にしては珍しく展開が早くなくて、邦画が好きな人には合うかもしれません。
ブラックの人ばかりのコミュニティがあるのはわかるけど
ブラックの子供だけの学校もあるんですね。
予告編で見た感じからは、
もっとゲイであることを中心にストーリーがすすみ葛藤が描かれるのかと思っていましたが
本編はそこまでセクシャルマイノリティについてぐいぐい言及していなくて
「あれ?シャロンはゲイ…なんだよね…??」と思ってしまいました。
最初に思っていたイメージよりかはあまり重さは感じなかったです。
万人受けはしなさそうだけど、
なんだか嫌いではない、スローテンポだけどつまらなさは感じない作品でした。
うーん…ちょっと感想を残すのは難しい…。
結局言いたいことはよく分からなかったです。
映画館で見てたらちょっと眠くなっちゃうかも。。。
私のような感受性の乏しい人間には深すぎる作品でした💦
批評家は好きそうかな。
同じキャラクターを幼少期~青年期~成人と3人が演じていましたが、演技がとても自然で、
ストーリーもその時期ごとに区切られていたので分かりやすくて見やすく思いました。
登場人物たちの背中のシーンが多く、印象的でした。
Trailer↓↓
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